年下の彼女はツインテール(バッドエンド2―2)

【7】また、楽しくなりそうです

 軟禁状態が解かれた後、軍の病院でメディカルチェックを受けさせられた。
 その過程で、事件の真相は闇に葬られて綺麗に隠蔽されたことを改めて知った。
 そのお陰で襲撃された教会は逃げ込んだテロリストによって破壊されたことになり、人質にされたシスターや俺たちは軍に保護されたことになっていた。
 廃墟と化した教会は、すでに残骸は運び出されており、早くも再建するための工事がはじまろうとしているとのことだ。
 当面は俺たちは監視はあるものの普段通りの生活を送ることが許可された。
 平穏な日常生活に戻れるとあって、退院するとそのまま馴染みのスーパーで大量の食材を購入してノノと帰路についた。

「そういえば、ノノ。ご褒美をあげる約束だったよな」

 室斑との直接対決の前、ノノと約束してたことを思い出した。
 いろいろとドタバタしてて、すっかり忘れていたのだが、ノノは嬉しそうだ。
 なにかイタズラを思いついたように俺の前に立つと、周囲を見渡してからクイクイと手招きしてくる。
 両手に荷物を下げたままの求められるままに屈んだ俺は、てっきり内緒話でもされるのかと思った。
 だが、小さな手が俺の頬を挟むと柔らかな唇が重ねられた。

「――ッ!!」

 大胆なノノの行動には驚かされたものの、その想いには応えてやりたい。
 舌を求められるままに絡めた俺だったが、そこで戸惑うことになった。

(いや、ちょっと待てッ、それ……お前ぇ……)

 生々しく音を立てて口内を蠢く舌先、それは露天風呂でシスター・ショコラが見せたテクニックだ。
 脳髄を蕩けさせるような刺激の数々に意識を飛ばされ、気がつけば膝から崩れ落ちていた。

「フフン、油断してた先輩が悪いんでしからね」

 どうやらシスター・ショコラの豊満な肉体に反応してしまったことへの仕返しらしい。勝ち誇ったように悪い笑みをみせていた。

(とはいえ、その手法が彼女から受けたキスのテクニックというのは良いのだろうか……)

 少し釈然としないものはあったが、ノノの気が晴れたのなら些細な問題だ。
 上機嫌なノノの姿に苦笑いを浮かべながら、再び帰途へとついた。

「あれぇ、先輩、誰かいるみたいですよ」

 久々に見えてきた我が家であるボロアパートだが、その前がなにやら騒がしい。
 何台もの引っ越し業者のトラックが停まって、大量の家具やダンボールが慌ただしく運び込まれている。
 その光景に嫌な予感がする俺の肩が背後からポンと叩かれた。

「やぁ、やっと帰って来たね」

 振り返ればシスター・ショコラをはじめ、残りのふたりが立っていた。
 嫌な予感がますます強くなる中、彼女はニッと白い歯を見せてくると半ば予想していた言葉を口にした。

「今日から引っ越してきたから、よろしくたのむよッ」

 崩れ落ちた教会が再建するまで住むところがないシスターらに、弐式さんがここへの転居の手配したらしい。
 それなら管理しやすいようにと唐木田さんも巻き込まれたようだ。
 両親には会社への融資なりチラつかせて説き伏せたようだが、意外に当人はノリノリだった。

「これで毎日でもノノと一緒に寝れるね」
「う、うん、そうだね、理沙ちゃん」

 ノノに腕を絡ませて喜ぶ唐木田さんだが、宿から帰ってきてからは妙に艶めかしい雰囲気だ。
 今にもキスしてきそうな雰囲気に、珍しくノノが押され気味だった。

「引っ越し祝いをしたいから、ツマミをよろしく頼むよ」
「ごめんなさいね、もちろんお酒はナシだから」
「えーッ、祝の場ぐらいイイじゃない」

 ブーブーと不満をもらすシスター・ショコラに全員が首を横に振ってみせる。
 それでも不満げな彼女の姿に苦笑いを浮かべてしまう。

「もぅ、しょうがねぇなぁ……今日は中華の予定だったから、好き嫌いはナシですよ」

 また、このアパートも騒がしくなりそうだと思いつつ、抱えていた食材を冷蔵庫に詰め込むと、俺は包丁を片手に鼻歌を響かせながら調理をはじめるのだった。


 照明も落とした薄暗い空き部屋で、射し込む月明かりに照らされて彼女は跪いていた。
 素肌に男物のシャツを羽織っただけの姿で、眉根を寄せて俺を見上げてくる。
 躊躇しながらも開かれた唇。そこからか細い声を絞り出して、俺に訴えてくる。

「あぁ、もぅ……我慢できないです……」

 気恥ずかしそうに頬を染めて、濡れた瞳で見上げてくる普段とは異なる姿にドキッとさせられる。

「お腹が張って苦しいんです……だから、その……オナラをさせて下さい」

 恥ずかしさに語尾を震わせながら、必死に訴えてきた。
 その言葉に手にしたコントローラーは応えて、画面に『承認』の文字を浮き出させる。
 俺はゆっくりと文字をタッチすると、わずかは稼働音をさせて排泄管理栓は排気の準備を整えはじめる。
 体内から感じるわずかな振動。それにビクッと身体を震わせる。
 望んだはずの当人が涙目になってイヤイヤと首を振り出した。
 だが、動き出した動作は止めることはできず、本人の望む通りに放屁を無慈悲に開始された。
 静まりきった室内に響き渡る音。それを耳を塞ぎ、漂う匂いに溢れでた涙が頬を伝ってしまう。
 だが、恥辱に心をかき乱しながらも、苦痛をから開放する快感には抗えない。
 ゾクゾクっと背筋を駆け昇る快楽にも身を震わせるのだった。
 そうして、今夜もまたひとり、彼女らの管理が行われていった。


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