background-color: #b0c4de; 虚影なる正義 −折られた翼−

虚影なる正義 −折られた翼− (3/3)

 そうしているうちに画面は別の光景に切り替わっていた。
 全身を鞭で打ちつけられ、白い裸体に無数の赤い鞭痕を刻まれた女性が三角木馬から降ろされていた。
 グッタリとした様子の彼女を床に膝をつかせると、黒人たちは後ろ手に縛られた上体を前に倒させる。
 胸縄で搾り出された豊満な乳房が上半身と床の間で無残にひしゃげて、上半身と両膝で身体を支えるポーズとなる。
 それは、くびれた腰を反らして高々とお尻を突き出す屈辱的な姿でもあった。
 黒人たちはピシャピシャッと尻肉を平手で叩いては、罵り言葉を交えて女性に自分の立場を教え込む。白かった桃尻が朱に染まっていき、女性が恥辱に身を震わせていく。
 おもむろに黒人のひとりがパンツを脱ぎ捨てた。レンガのように分かれた腹筋に届かんばかり反り返った巨根が姿を現す。
 ビール瓶ほどもある太さの赤黒い肉柱。その上での毒キノコのように傘ひらいた亀頭がトロトロと溢れだす粘液によって不気味に輝いていた。

――ゴクリ……

 他の黒人たちも続いてパンツを脱ぎ捨てていく。どれも先の黒人に劣らぬ巨根ぶりで、その存在感に画面越しでありながら私は圧倒されてしまっていた。
 そうして先に裸になった黒人が女性の背後にまわると膝をついた。突きだされた桃尻を抱えこみ、ゆっくりと肉棒を押し当てると挿入していく。

『うぅ……ぐぅッ!? うぐぅ――ーッ』

 女性の秘唇が拳のような亀頭によって強引に押し広げられていく。メリメリと音が聞こえてきそうで、そこが裂けてしまうのではないかと心配になってしまう。
 もちろん、こんな状況では女性が濡れているはずもなく、眉根を寄せて苦しそうに呻きをあげる。だが、挿入した黒人は構わずに腰を前後に揺すりだし、挿入を深めようとしていった。
 徐々にだがその動きがスムーズになっていく。すると、黒人はより激しい動きへと変え、最後にはドスドスと音が聞こえてきそうな荒々しい挿入を繰り出し始める。

『うッ、うぐ、ぐぅ……』

 周囲では他の黒人たちがニヤニヤと笑いながら見守るなか、腰を打ち付けてパンパンと乾いた肉音を響かせて女性をバックで犯し続けていく。  腰を振る黒人の息づかいが次第に激しくなり、白い尻肉に指を食い込ませた。
 そして、獣のような雄叫びをあげると、一気に挿入を深めて腰を震わせた。女性の膣内へと射精を開始したのだ。
 子宮へと注ぎ込まれる濁流。その衝撃に緊縛された女性の上体が激しく跳ねた。

『んーッ、んぐーッ』

 女性の嫌悪の呻きが響き渡る。だが、未だに黒人の射精は続いていた。その放出量は凄まじく、子宮へとおさまりきれずに逆流した濁液が秘唇の隙間から溢れてきていた。
 ようやく黒人が精を放ち終えて抱えていた尻から手を離す。怒張が抜かれた秘部からゴボリと精液が溢れだした。
 ガックリと頭をたれる女性に休ませるつもりはないようだ。強引に立たせると、背後の縄瘤へと天井から下ろされた鎖のフックが掛けられる。
 鎖が巻き上げられ、後ろ手に縛られた女性が爪先立ちになるように高さが調整されていく。
 そして、今度は右太股へと新たなロープが巻きつけられる。それも天井のウィンチから垂れる鎖へと繋がれると、ゆっくりと巻き上げられていった。
 すでに体力を奪われている女性にはもう抗う力も残っていなかった。そして、それ以上に犯されたという事実にショックを受けているようだった。
 肩が小刻みに震え、頬に濡れ光るものが見える。
 だが、無残にも片足を高々と吊り上げられてしまう。限界近くまで股間を大きく開かされて秘部を露にされてしまう。
 先程まで巨根を捩じ込まれていた秘唇は未だに閉じきらず、膣奥まで放たれた白い精液が溢れ出してはボトボトと床へと落ちていた。
 その様子に興奮したのだろう。二人目の黒人が前から取り付くと、弱々しく首を振る女性に構わず精液を吐き出す肉壺へと怒剛を突きいれる。

『――ぐぅッ』

 ズンッと一気に突き上げられて、女性が激しく顎を反らせる。
 膣内を満たす精液が潤滑液をなっているのだろう。今度はすぐに激しいグラインドが開始された。
 黒人が突き上げるたびに床から女性の爪先が浮き、縄目から絞り出された豊乳が激しくバウンドする。
 その乳房に黒い指が食い込み、荒々しく揉みたてる。乳首が摘ままれ、捩られ、激しく伸ばされる。好き放題に弄ばれるていく。

『むぐぅ、うッ、うぐぅぅ』

 苦しげにする女性へと罵声を投げかけては、突き上げるような激しいストロークで犯し続ける。
 その一方で他の黒人たちは暗闇へと姿を消していた。再び戻ってきた手には、乳白色の薬液を満たした巨大なガラス製の浣腸器があった。

(まさか、それを……)

 その疑念はすぐに現実となった。ひとりが尻肉を押し広げると、そこで固く閉ざす肛門へとノズルが突き立てられた。

『んんッ!? んぐぅーッ』

 ゆっくりとピストンを押されて、薬液がゆっくりと女性の腸内へと送り込まれていく。
 その感触に半狂乱となる女性だが、片足立ちの状態で吊られ、肉柱によって秘部を杭打ちされている状態では、逃げる事すらままならなかった。
 アイマスクの合間から溢れ出る涙が頬を濡らし、イヤイヤと首を左右に振るしかできない。乱れた栗色の髪を濡れた頬へと張り付かせ、犯される無惨さを増していく。
 そうして、ひと抱えもある浣腸器の全ての薬液が注入されていった。
 それが終わる頃には、薬液が効果をあらわしていた。女性の引き締まった腹部が激しくうねり、ゴロゴロと腸鳴りを響かせる。柔肌にビッシリと汗の珠を浮かべ、アイマスクの下で苦悶に眉根を寄せていた。
 その様子に黒人たちは顔を見合わせて乾いた笑みを浮かべ合う。
 菊門からノズルを抜き取ると、浣腸をしていた黒人が栓の代わりとばかりに己の亀頭を押し当てた。そのまま強引に押し込んで、怒張で肛門を塞ごうとする。
 アナルセックスという言葉は知っていたが、目の前の光景が信じられなかった。
 本来なら排泄する場所を犯そうというのだ。それも子供の腕並の太さのモノでだ。今度こそ裂けてしまうと思った。
 だが、驚くことに徐々にであるが、女性の肛門は黒人の巨根を受け入れ始めていた。先ほど注入された薬液になにか混ぜられていたのかも知れない。アナルを犯される女性自信も困惑するなか、根元近くまで挿入を許してしまうのだった。

『んむ……ぐッ、ぐぅ、うぐぅ……』

 ただでさえ圧倒的な質量で肉柱が膣内を満たしている。そんな状態で腸内にも新たな肉柱が侵入してきたのだ。その圧迫感は凄まじいことだろう。
 黒い肉体に挟まれた女性の身体が限界まで仰け反った。吊り上げられた片足がピーンと伸びたと思うと、指先を曲げてプルプルと震えだしていた。
 そうして、ゆっくりとアナルを犯す黒人が腰を振りだすと、黒人たちは息を合わせて巧みに前後の穴を責め立てはじめた。
 それに女性は半狂乱になっていた。前後の穴を犯され、注入された浣腸液によって激しい腹痛を襲われる。
 ガクガクと白い裸体は痙攣したかのように激しく震えて止まらなくなっていた。狂ったように首を振り続ける女性の口からは、叫びとも悲鳴ともつかない呻き声が放たれ続けた。
 そうしているうちに激しく振られ続ける女性の頭髪がズルりと動いた。
 
(ウィッグだった?)

 ズレ落ちる栗色の髪と共にアイマスクも脱げていた。
 その下から現れたのは艶やかな黒髪。そして、涙で濡れる美貌が露になる。
 苦悶の表情を浮かべて涙を流す女性。その人物を私は知っていた。

「そんな……」

 その事実を受け入れたくはなかった。できるなら否定したかった。だが、黒人たちが口枷を外して女性の声が聞こえてくると、それはもう不可能だった。

「……ぷッ、ふふッ、うふふ……」

 突然、隣からクスクスと笑い声が聞こえはじめた。愕然とする私の様子に堪えきれずに笑いだしたようだ。
 ひとしきり笑うと彼女の細い指が私の肩に置かれた。身体が恐怖でガタガタと震えはじめた私の耳元へと熱い吐息がかかる。

「あー愉しかったッ……ふふッ、それじゃぁ、そろそろ一緒に行きましょうか、と〜ても楽し〜いところだから貴女もきっと気に入ってくれるわよ……ねぇ、桐山素子先生ぇ」

 ネットりとした声で囁いてきたその声は、画面の女性と同じものだった。
 それが合図だったのだろう。背後で別室へとつづくドアがガチャリと音を立てた。そこから何人もの人間がこちらに迫ってくるのを気配で感じる。
 だけど、私は動けなかった。視線の先では、映像の素子が穴という穴を黒人たちに犯されながら、必死に私に助けを求めていた。
 その悲痛な姿を、私は涙を流しながら最後まで見続けていた。
長年のパートナーであった敬子。彼女という翼が折れた私には、もうどこにも行くことはできなかった。



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